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S×強気で恋になる

第42章 2人での買い物



「んーっ・・・ふふ」
「ニヤニヤすんな気持ちわりーぞ。でも、気分よくなってきた?」

「うん・・・うまい。これ。」
「だろ?お前お利口にしてたら、いっぱいおいしいとこ連れてってやるからな。だから、腕治っても一緒に住もうな?」
そう言ってムービーをまわす

「うん。腕治っても、飯作ってね。」
「可愛いーな。デザート食べる?」
ピピッ

これで、とりあえず俺を追い出そうとしたときに脅せるな。

「んー、お腹いっぱい・・・。」
「お前さ、もうすぐ誕生日だな。」
「え?あー、そうだっけ?やだなー。嫌いだ、誕生日。」
予想外の反応に俺は驚く
「え、嫌か?お前ケーキ好きだろ?」
「女がなー、プレゼント毎年すげー送ってくるんだよなー。あと、メールも電話もうるせーの。疲れるから嫌いだ」

そーだった、こいう女いっぱいいるんだった。

「なんか欲しいものないの?」
「んー?・・・真一が優しかったら、それでいーや」

・・・

俺いつも、んなに怖いかな
和也がサプライパーティーしよ。とか言ってたな。男同士で気持ち悪いけど、純平のためにやってやるか。
でも、参加者が片瀬と雅史と和也だろ。激甘どもと過ごすと、俺ばっかり純平避けるんだよなー。

つまんねー。

隆彦、悠二、夏目、俺
だったら、絶対俺のそばから離れないのに

めんどくせーなー

っーか、酒強いのか弱いのかわかんねーな。
もう二本目を開けようとしていた純平を見て、そう思う。
赤と白、一本ずつ飲んだしな。
結構アルコールキツイだろ。後からワインはくるしな。
量的には呑むよな。
吐かないし、あんまり二日酔いにもならない。

けど、言動酔っ払いだよな
完全に

笑ってっし・・・

「どーした。何がそんなに面白い。」
「ポケットにビー玉入ってたんだけど。おもしれー。なんでだー?」

「あー、それ洗ったにせよ汚いから触るな。もう一回手を洗ってこい。」
「汚いのー?綺麗だよー。も、なんも食べないからいい。」
「めんどくさがるなよ!!ほら、手洗ってこい!!」

渋々立つと、ちょっとフラつきながらもトイレまで歩いて行く。

あ、大丈夫かな?
そう思ったときに、たまたま通り過ぎた男に腕を掴まれる

知らない人の世話になんなよ・・・

そう思いながら、俺は支払いの支度をしていた

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