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S×強気で恋になる

第13章 逆らえない

「風呂あがったぞー」
片手でゴシゴシと髪をタオルで乾かしながら、パンツだけはいた純平がリビングへくる。

「・・・タオル貸せ」
「いっ、いいよ。もー慣れた。左でできる。」
そう言って、一人でやろうとする純平に
「黙って貸せ。」
と低くつふやき、俺は手荒だが、しっかりと背中を拭いてやった。
「辛いの収まったか?」
ニヤニヤして純平に聞く。
「まだヒリヒリしてるわ。お前本当に性格わりーな!」

そうか。
と言って、岡崎はキャンディーを差し出した。
「甘党なんだろ?これ、うまいって評判のやつだ。舐めろ。」
「いらねぇ。あとで牛乳飲むからへーき。もーお前風呂入れ。俺は寝る」
そう言って、脱衣所へ戻ろうとすると
「5、4、3、」
と、またわけの分からないカウントダウンを岡崎が始めた。

「だー!!!もー、わあったよ!舐めりゃーいーんだろ、舐めりゃ。お前、いちいちうぜーな。」
キャンディーを口に入れたのをみて、岡崎は満足気に笑う。
「あぁ。俺の言う通りにしてろ。風呂入ってくるから、待ってろ。」

そんなことを言い、岡崎は歩いて行く。

だから寝るんだよ、俺は。
なんで待ってなきゃならねーんだ。
心の中で憤慨しながら、キャンディーを噛んだ。

ドローッ

甘くてトロトロしたのが噛んだ瞬間、口の中に溢れる。

んっ・・・

なんだこれ
フワフワする

下着が擦れるのが、妙に俺のモノを刺激する

っ・・・はっ・・・


感じたことのない脳の痺れ
蕩けてしまいそうな下半身


あっ・・いつ・・なんか・・・薬・・かました・・なっ
・・・

気づいた頃には遅かった

口内のキャンディーはなくなり
俺はまた身体の疼きに悶えていた

っは・・・熱い・・・

胸の突起に三角巾が擦れて
変な声が出てしまう

っあ・・・はぁっ・・
あの・・・野郎っ・・



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