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S×強気で恋になる

第44章 日常

こいつ本当にめんどくせーな
お前の話は下心がみえみえでつまらん

純平はな、バカ正直で
嘘が苦手で身体も心も素直でガキなんだ。

お前みたいに、野心や欲望にまみれてねーんだよ

「聞いてますか?それで、僕考えたんですけど、岡崎さんちょっと仰向けになってください、」


・・・なんの話だっけ?
全然聞いてなかったから
全くわからん

仰向けー?

それしたら見に行くか。もう20分も経ってる

んーっと、伸びをして診察台に仰向けになる

「じっとしててくださいね・・・」
深妙な顔でポケットから小さい何かを取り出し、俺の腕にちかづいてくる

はぁ!?

「ちょっとまて!!それなんだ!!お前、ぶん殴るぞ。まじで。」

パンパンと白衣を払い立ち上がる

「わっ・・・じっとしててくださいよ。」

安藤が注射器のようなモノを、手にしていたからだ
「お前、俺の後輩だろ。ましてや研修医だろ。俺は、こーみえて整形外科部長だぞ!!わかってんのか!?なんでお前に注射されなきゃいけねーんだ!!ばかか」

「ちょっとチクってしますけど、俺マッサージには自信あるんですよ!先生の疲れ癒してあげたいなって思っただけです。ちゃんと後始末しますから。」

「結構だ。も、部屋に戻るから。何かあったら呼べ。俺に触るな。」

一気に疲れた
アホばっかりで疲れる

カツカツカツと個室へ戻る


俺が言えねーけど
・・・こいつ変態だな。
しかも、この俺様を抱きたいだと

ふざけんな!!

得体のしれない注射なんてお断りだ
温室育ちなんだぞ?
俺に触るな

それに、純平で毎日癒されてるよ

ガチャっと個室にはいる
ガチャン
鍵かけとかねーと、安藤来そうで怖い

片瀬も最初うっとおしかったけど、安藤はなんかまじで刺されそう。そっち系の怖さだな、あいつは。

部屋の中の奥のとびらにてをかける

「ふっ・・・ひゃっあ・・・っも、・・・くそ、っくそ・・・っん・・・んっん・・・ぁはぁ、はぁっ・・・あ、死ぬっ・・・しんぃち・・・あっく」



あー、この声だよ、この声。
癒される・・・


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