
S×強気で恋になる
第45章 残業
くっそだりー
「純!お前昨日会社に閉じ込められたらしーな。その話題で会社中もちきり。女が一緒に取り残されたかったって」
「うるせー。最悪だった。あー、腹減った」
「今日彼女が弁当くれたんだ。お前の分もある。食堂でこれ食べようぜ」
「まじ!?いいなー・・・弁当か・・・」
俺も前岡崎が作ってくれたな
あんときは嫌いだったから
全然嬉しくなかったけど
今だったら
たまには作って・・・
「お前誰か作ってくれる奴いるんだろ?ニヤけんな。」
「!!ばっ!いねーよ!ニヤけてた?」
「幸せそーだったぞ。ばーか」
「ちょ、ちげーって!誰もいねーよ!!」
あぶねー、
俺本当にニヤけてたのかな
やべー・・・
だってあいつの飯うまいんだもん
俺が女だったらなー・・・
も、違うって!!
頭おかしい、俺
ホモじゃねぇ、俺はホモとは付き合わねぇ
必死に頭の中で唱える
ー純平、好きだよ
ー俺のモノだろ?
ー可愛いな、純平
っ、くそ
でてけ、俺の中から
はぁ・・・
