S×強気で恋になる
第14章 隆之の疑念
純平目線---
はぁー。
俺はまたため息をつく。
弁当箱を開ける。
「うわっ!」
思わず声が出るほど、見事だった。
うっ、うまそう。
危ねえ。また飯につられるとこだった。
というか、もうつられてるか。
「全部食え。箸使え。」
俺は弁当の上にあったメモを見て、苦笑した。
だからこぇーって、まじで。
この弁当だって、食わなきゃ何されるかわかんねぇーし。
はぁー。
泣きたい。
俺は黙って、箸を進めた。
「横山くぅん。お弁当、誰かに作ってもらったの?」
同期の女が喋りかけてくる。
「あぁ。」
「彼女?」
「・・・いや。」
「ちがうのー?そのお弁当すっごい手がこんでて、愛を感じるけど?」
「そうか?俺、料理しないからわかんねー。」
「普通、好きでもない人にそんなお弁当作らないよー。よっぽど好きなんだね、横山くんのこと」
「ん?それは困る、てか、彼女じゃねーって」
「もー、隠さなくていいのに。お幸せにー」
そういって、女は席にもどる。
なに?
大事にされてるのか、俺。
彼女?
はぁ?
そんなこと言われた後で、お弁当を食べるとさっきより美味しく感じてしまう俺がいて焦る。
いやいや、ないない。
あいつは俺の嫌がることしたいだけだ。
俺・・・へんになりそー。
なんとなく帰りたくなくて、
その日は残業をした。
帰れっていってるのに、夏目も残って俺の仕事に付き合ってくれた。
はぁー。
俺はまたため息をつく。
弁当箱を開ける。
「うわっ!」
思わず声が出るほど、見事だった。
うっ、うまそう。
危ねえ。また飯につられるとこだった。
というか、もうつられてるか。
「全部食え。箸使え。」
俺は弁当の上にあったメモを見て、苦笑した。
だからこぇーって、まじで。
この弁当だって、食わなきゃ何されるかわかんねぇーし。
はぁー。
泣きたい。
俺は黙って、箸を進めた。
「横山くぅん。お弁当、誰かに作ってもらったの?」
同期の女が喋りかけてくる。
「あぁ。」
「彼女?」
「・・・いや。」
「ちがうのー?そのお弁当すっごい手がこんでて、愛を感じるけど?」
「そうか?俺、料理しないからわかんねー。」
「普通、好きでもない人にそんなお弁当作らないよー。よっぽど好きなんだね、横山くんのこと」
「ん?それは困る、てか、彼女じゃねーって」
「もー、隠さなくていいのに。お幸せにー」
そういって、女は席にもどる。
なに?
大事にされてるのか、俺。
彼女?
はぁ?
そんなこと言われた後で、お弁当を食べるとさっきより美味しく感じてしまう俺がいて焦る。
いやいや、ないない。
あいつは俺の嫌がることしたいだけだ。
俺・・・へんになりそー。
なんとなく帰りたくなくて、
その日は残業をした。
帰れっていってるのに、夏目も残って俺の仕事に付き合ってくれた。