S×強気で恋になる
第14章 隆之の疑念
「どこ歩いてたんだ。心配したぞ。」
そんな風に優しく言われる。
純平は黙っていた。
俺は抱きしめながら全身を触る。
なんで、抱きしめてるだけなのに、こいつこんなに震えてるんだ?
それに痛いってなんだ?
俺は疑問に思い、右肩を触る。
筋肉がいつもより硬いな。
石膏で固めた肘の上を触る。
ほんのりねつを持っていた。
「どこかで転んだか?」
俺は純平の正面に立ち、顎をつかんで上を向かせる。
純平は、痛みからか涙目で小さく震えていた。
「もう大丈夫だから、心配するな。」
ぐしゃっと頭を撫でる。
左手で、やめろーっと振り払われたが
俺は気にせずぐしゃぐしゃと撫でた。
「病院・・・行くぞ。」
俺は純平の腕をとり、車に乗せる。
「どうした?いつもみたいに反抗しろ。やけに素直だな。まぁ、別にいいけど。」
そう言っエンジンをかけて、夜間の道を真っ赤な車が走り抜ける。
「お前・・・俺のこと待ってたのか。」
ふいに、純平がきく。
「飼い主が飼い犬を待って当然だろ。飯も与えてないんだ。おちおち寝れるか。」
岡崎がそんな風に返す。
「はぁ?なんだそれ。お前、意味わかんねー」
「大丈夫だ。痛みが消えたら、意味を教えてやる。」
右手でハンドルを持ちながら、左手で俺の前に昨日の媚薬入りキャンディーを差し出す。
そんな風に優しく言われる。
純平は黙っていた。
俺は抱きしめながら全身を触る。
なんで、抱きしめてるだけなのに、こいつこんなに震えてるんだ?
それに痛いってなんだ?
俺は疑問に思い、右肩を触る。
筋肉がいつもより硬いな。
石膏で固めた肘の上を触る。
ほんのりねつを持っていた。
「どこかで転んだか?」
俺は純平の正面に立ち、顎をつかんで上を向かせる。
純平は、痛みからか涙目で小さく震えていた。
「もう大丈夫だから、心配するな。」
ぐしゃっと頭を撫でる。
左手で、やめろーっと振り払われたが
俺は気にせずぐしゃぐしゃと撫でた。
「病院・・・行くぞ。」
俺は純平の腕をとり、車に乗せる。
「どうした?いつもみたいに反抗しろ。やけに素直だな。まぁ、別にいいけど。」
そう言っエンジンをかけて、夜間の道を真っ赤な車が走り抜ける。
「お前・・・俺のこと待ってたのか。」
ふいに、純平がきく。
「飼い主が飼い犬を待って当然だろ。飯も与えてないんだ。おちおち寝れるか。」
岡崎がそんな風に返す。
「はぁ?なんだそれ。お前、意味わかんねー」
「大丈夫だ。痛みが消えたら、意味を教えてやる。」
右手でハンドルを持ちながら、左手で俺の前に昨日の媚薬入りキャンディーを差し出す。