
S×強気で恋になる
第48章 小さな亀裂
「岡崎先生どーしたんですか?今週全部夜勤じゃないですか。」
「いいんだ。今まで悪かったな代わってもらったりして。もう前みたいに夜帰る理由がねぇ。これからは、今まで通りバリバリ働くから。」
「そうですか?先生なんか昨日からイライラしてますし、なんか心配です。とりあえず、午後の診察まで休んでくださいね」
看護師がそう言って、診察室からでていく
はぁ・・・
ポケットの中でネックレスを握りしめる
っ、あいつが知らねぇやつ
家に連れ込むからだろ
スーッと横扉があく
「岡崎さん。あ、なんかイラついてます?顔怖いですよー。お昼食べに行きましょー」
「片瀬。俺腹減ってない。」
「はぁ?純平みたいなこと言わないでください。」
「あいつの話すんな!!!っ、わりー・・・飯行くか」
「なんか変です。今日も24時間勤務?仮眠しっかりとってくださいよ?そんなにほっといて純平大丈夫ですか?」
「知らん。俺、蕎麦にしよ」
なんかへーん
いつもは純平の話すると、ニヤニヤするのに
表情一つ変わらないし
それに夜勤続きなんて
ありえねぇ・・・
「今日夜雨降るらしーですよ。洗濯物干してきましたか?」
「いや。大丈夫だ。おい、意味深なことばっか言うな。お前の勉強してる医学の話聞かせろよ。」
喧嘩したのか・・・?!
あとで純平にメールしとこ
そう思いながら遅いお昼をとった
