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S×強気で恋になる

第48章 小さな亀裂

ガチャっと家に入る
岡崎・・・いねぇか・・・

あ、飯買ってくんの
すっかり忘れてた

習慣って怖ぇな
アホみたいに寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきたし。
俺なにしてんだろ。


なんか話してーな・・・

その足でもう一度家をでて、初めて上の階にいく
上にいくほど豪華なマンションの作りになっているため、16階はそのフロアに二つしか玄関がなかった

ここか


ピンポーン


ピンポーン



いねぇ・・・
仕事かな



も、いい。
病院行こ

こんなモヤモヤしたままは
嫌だ

ヤられんのも嫌だけど

俺なにしたかわかんねーのに

こんな気持ちになるのはごめんだ


そう思いタクシーを拾って病院に着いた


夜間は緊急しか扱ってないため扉がしまって中には入れない。
向こうに夜間の入り口があったが、病人でもないのに入る勇気がなかった

岡崎がよく裏から入れてくれていた扉は、外で岡崎に合わないとカードキーで管理されていて
病院関係者じゃない俺は
もちろん1人で入れなかった


外の駐車場にいくと
岡崎の真っ赤な車を見つける


あいつ仕事か

ここで、岡崎来るの
待ってよ・・・


待ってたら、うざいのかな

でも、正面でうざいって言われた方が
まだいい。

捨てられた


そう思いたくなかった



なんにも考えたくねぇ・・・
また1人になるのは嫌だ


始めて俺のこと
お金じゃなくて
俊哉じゃなくて

好きだって
俺のものだって

言ってくれたんだ





嬉しかったから



岡崎と話がしてぇ・・・





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