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S×強気で恋になる

第48章 小さな亀裂



ザアアアアアアーーーー!!!!


雨やまないな・・・
夜になったし・・・
もう・・・何も考えられねぇ


帰ったほうがいいかな
でも、もうこんだけ濡れたし


もしかしたら


もしかしたら


岡崎に会えるかもしれない



ただそれだけが俺の気持ちを動かしていた




馬鹿正直に待ってても
俺は好かれることもなければ
ご飯が与えられることがない
それは小さい頃に教えられた


ゴミ箱に入れられて耐えていても
褒められないことも知っていた



だけど、岡崎なら


岡崎なら来てくれる



俺のこと待ってたんだ




偉いなって





頭撫でてくれる





そう信じれる




俺お前が痛いことばっかだから嫌いだけど
お前といると落ち着くんだ


俺何も伝えられなかったけど



お前の喜ぶこと
何もできなかったけど



・・・

も、やだ・・・



まだかな・・・



俺のこと嫌いになったら
それでいいから
せめて口で言ってほしい



ギブスびしょびしょだ
怒られるかな
寒い・・・な・・・


もう少し、もう少し、待と






















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