テキストサイズ

S×強気で恋になる

第48章 小さな亀裂

だれ?
岡崎・・・?

「こっちです・・・雨が・・・すごいですね」
「こいつ何してたんだ?とりあえす、低体温症になりかけてるから、担架で運んで」
「腕折れてるみたいです。レントゲン撮って、どっちにしてもギブスとらないと、びしょびしょです」
1人の男が首から下げていた携帯を取り出し、電話をする
「今外科誰がいる?葉山先生?わかった。岡崎先生は休憩中?今から1人運ぶから。はい。・・・おい、意識あるか?もう平気だからな。寒かっただろ。」

ぐっと、脱力して車の前に倒れていた俺を担ぎ
担架に乗せる

「大丈夫ですよ。寒かったけど、もう暖かいところにいきますからね。松谷さん、傘さして、病院入ったら毛布ね。」



待って・・・
まだ、岡崎が・・・きてねぇ・・・から
俺こんなの慣れてる・・・から
岡崎・・・に会いたい・・・
から・・・・・・ーーー











っあー・・・
寝れねぇ・・・

なんか胸騒ぎすんな・・・
ちょっとウロウロすっか


カラカラカラカラと急患が入る音がする


この雨だから事故かなんかかー?


パッと覗いて俺は目をこする

やべー重症

純平に見えた


しかもビショビショ・・・
外で倒れたのかな



あー、俺疲れてんな・・・
やっぱり寝よ・・・


あと1時間寝て、葉山と交代しなきゃな


あー、なんで純平に見えるんだ
あいつは俺を裏切るアホ犬ー

躾けても躾けても
言うこと聞かねーし

そんなに俺が嫌いか


あー、疲れた







ストーリーメニュー

TOPTOPへ