S×強気で恋になる
第48章 小さな亀裂
「まだ微熱か。続きしたいのになー。お前さ、小鳥遊と接近禁止な。」
「・・・・・・なんで」
「バカか。そんな可愛いツラしてんのに、襲われたらどーする!!」
「あいつ・・・男と付き合ってるって言ってたし・・・俺達がキスしたの見られたし・・・相談のるって言ってくれてるし、飯一緒に食ってるし・・・」
そのまま喋る口を塞がれる
「やめろ。お前あいつが好きなの?」
ううん、と首を横に振る
「キスみられちゃダメなの?恥ずかしい?それネタに脅されたらお前ついて行く気?」
パッと口を覆っていた手を離される
「・・・ついていかねーから、も、やめよ・・」
「寝ろ。身体もとに戻せ。夜のうちに帰る?帰りたかったら俺運んでやるけど」
「岡崎は?・・・どこにいる?」
「んー、帰るんなら一緒に寝れるなぁ。帰りたい?」
「・・・うん」
「可愛いな。寝てろ。看護師に襲われんなよ。寝るまでここにいるから」
次第に呼吸が落ち着き
寝息をたてはじめる
サラサラと頭を撫でながら
俺は考えていた
んー、小鳥遊の前でエッチしたら
吹っ切れるかな
ゲイだったバレで何がいけねーんだ
隠すなよ、
お前はシャイすぎだ
俺のモノだろ
ちゅっとキスをして
部屋から出た
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