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S×強気で恋になる

第48章 小さな亀裂

「おい。お前右手治ったのにネクタイ下手だなー」
「うるせーな!!なんか、手首がうまく動かねーんだよ!!」
「やってやろーか?」
「いい!!出来てんだろ!!ちゃんと自分でスーツ着れてるだろ?今日から俺、仕事頑張らなきゃ」

いつもと同じ表情だけど、
少し軽くなった気がした

「ストレスから解放されたしな。あんまり、張り切りすぎんなよ?おい、パンくず落ちてるから!!」
「わ!!ありがと・・・なんか忘れてんだよなー・・・」
「はぁ?小鳥遊に気をつけろよ?」
「わあってるよ!!あ、思い出した・・・ーーー」

なんか俺の全快祝いに
今日企画部で飲み会なんだった・・・
昨日メール来てたのに言うの忘れてた

どーせ言っても行かしてくれねーだろーし
俺の会なのに
なんか遠隔操作のバイブとか仕込まれても嫌だし
黙って行こ

残業ってことで・・・

「んだよ。思い出したならいえよ!!!」
「怖いって!!今日残業してくるから!!それだけだよ・・・」
「本当か?嘘ついたら・・・哺乳瓶プレイな。わかってる?お前、今すでに嘘ついたときの顔・・・してっからな。今日迎えに行こうかなぁ。」

っ、も、やだ!!!
こいつなんで、こんなに意地悪なんだよ!!

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