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S×強気で恋になる

第48章 小さな亀裂


「俺の全快祝いで、飲み会なんだよ!!」
「行けば?でも嘘ついたから、帰ってきたらお仕置きだ。どこで、誰と、何時から?ほら、小学生でもできるぞ。言えよ!!」
「どこだっていいだろ!!っ、・・・怖いって、わかったから、・・・渋宿のイタリアンバーで、企画部と、19時から・・・」
「俺も行っていい?」
「はぁ?ダメに決まってんだろ!!何考えてんだよ!!」
「お前らの席には入らねーよ。遠目で見てるだけ。ダメな理由は?」

っ、ねーけど、ねーけどさ、ダメだろ!!
そりゃあ、女だっているし
ちょっと肩触られたりとか
手握られたりとかさ、あんだろ・・・

変な意味じゃなくてよ?

お酒入ってるわけだし、この前告られた女だっているわけだし・・・

だめだろ。

「迎えに来て。終わったら、行くからさ・・・お願い・・・」
「反則だぞ。最近ずりーな、お前。その顔やめろ。わかったから、っーか時間!!おい、忘れもんねーか?」
「やべ!!ん、ねぇ!!」

バタバタと家を飛び出る

なんか、腕治ったし
走れるし
俺、最高に嬉しい!!

「おい。その顔やめろ。男が寄ってくんだろ。右腕であんまり重いものもつなよ?」
「え、あぁ。わあってるよ!」

純平ご機嫌だな・・・
可愛過ぎだ・・・!!

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