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S×強気で恋になる

第48章 小さな亀裂

「横山さん、今日こそは酔っ払ってもらいますよー!!」
「ちょっと!!横山さんの隣はあたしよ!!」

・・・うぜー
そんなやりとりで15分はたったぞ。
周りの男見てみろよ
あいつらの視線のが怖いって、俺

俺は岡崎いるから
違う男にいけって!!
って叫びてぇー!!

「みんなやめろよ。また席替えタイム作ればいいだろ。とりあえず、隣は俺だ」
「小鳥遊さん、ずるーい!そーやっていっつも隣は夏目さん辞めてから、小鳥遊さんじゃん!!」
「やりー、俺も隣ゲットー!!」

なんで、なんで小鳥遊が隣に・・・
これもこれで嫌だ!!

っーか、安保はそーやってきて女にモテたいだけだろ
俺をダシにすんな

「まーまー、ほら田中部長乾杯しましょう」
「小鳥遊君の言う通りだ。横山君、腕全快おめでとう!!そして、我が企画部の発展と未来を祈ってかんぱーい!!!」

っ、やな予感しかしねー

とりあえず、乾杯しなきゃ

女達がグラスを当てようと待っているのを一つ一つあてていく

と、左の奥に
岡崎と和也の後ろ姿が見えた

あいつら!!!
来てんじゃねーよ!!

「純、どーした?ほら、呑んで呑んで!!」
「っ、わかってるよ!うまい・・・ビールおかわり」
「横山君、あんまり飲むなよ。乱れるだろ、君は。困った子だねぇ。」

そーだった
田中部長の言う通りだ

ここで酔っ払ったらやべぇーんだ
気を張らねーとな

こんなとこで醜態さらせるか!!!

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