S×強気で恋になる
第50章 お互いの確認
朝・・・?
頭いてぇ・・・飲み過ぎた・・・
パッと顔をあげると
いつもより少し柔らかい顔が見える
そっか、和也が泊ってんだった・・・
っ!?
そーいや、昨日、なんか気持ちよかったな
でも、なんか真一がいい、って思った気がする
俺、和也のこと正直結構好きだって思ってたけど
やっぱり真一じゃないとダメなんだ・・・
和也は痛いことしない
昨日もなんか、やだって思いといつもより丁寧な扱いに翻弄された
嫌悪感より
どうして?って思いのが強かった
けど、和也じゃないんだ
俺、真一が好きで
真一に雑で好き放題ヤられて
それが好きなんだ
ずっと心の中で
真一が和也みたいに優しかったらって
思ってたけど、
そーじゃねーんだ・・・
なんか、和也に気づかされたな
ありがとうも変だけど
そーゆー気持ちになっちゃったな
もう一眠りしよーかな
でも、もう寝れそーにないな
「・・・和也?起きない?」
ゆさゆさと揺すると
んーっとうめき声をあげた
「・・・んー、・・・飲み過ぎた、よな。頭痛い」
「俺も。起きるけど、朝飯、食う?」
・・・こいつ、いつも通りか
「うん。・・・起きるから、待って。朝飯作ってやる」