S×強気で恋になる
第50章 お互いの確認
パンを焼いてハムとチーズをのせる
ヨーグルトとフルーツを切っただけの
簡単な朝ごはんを作った
「なぁ、昨日さ・・・なんか悪かったな。うまく言えねーけど、確かめたくて・・・」
手を止めて突然そう言われる
「昨日?あぁ・・・いや、俺も気持ち確かめれた。っーか、和也まじでノーマル?なんかやらしー」
「うるせーよ。ノーマルだから、突っ込んでねーだろーが。あ、純平さ、もしかして突っ込んで欲しかった?」
ゴホっとむせる
「ばか!!んなわけねーだろ!!冗談キツイ。なぁ・・・真一には」
そう言おうとしたところで、和也が言葉を重ねる
「言わねーって。言ったところで俺、あいつの兄貴。大丈夫だ。」
「だから、お前はよくても俺がやばいんだって!!」
「まあ、お仕置きだな。あいつ浮気すんなーって死ぬほど言ってたもんなぁ?」
「だから秘密な!!な?」
「わかったから。飯まだ終わってねーだろ。冷める前に食べろ。」
うぅー、心配だ
和也に限ってだと思うけど
真一すぐ約束破るからなぁ
あいつと約束は出来ねぇ
そう思いながら、ヨーグルトを口に運ぶ和也を見た
「このヨーグルトうまいだろ?真一がうまいヨーグルトあるって買ってきてくれたんだ。そこの限定のやつだって。うまいよな?」
「・・・あぁ。濃厚だな。」
和也、普通でよかった
寝ぼけてたのと酔っ払ってたのであんまり覚えてないけど、なんか嫌とか言った気がしてたから
怒ってたらどーしよかと思ってた
今日土曜か
なにして過ごそー
寝て過ごすってのもありだな
「純平さ、今日どーすんの?出かけてもいいけど。」
「和也出かけんの?」
一人で寝てんのもアリだけど
和也と買い物も楽しいだろーな
「いや、俺街行くの好きだし、暇だろ。行く?」
「・・・行く。」
何か買おうかな
服はこの前買ったし・・・
なんか最近、性欲吸い取られるよーなくらい満たされて、というか満たされる以上のことされてっから
物欲も食欲もわかねーんだよなぁ
あ、岡崎の誕生日プレゼント
それ買おうかな
和也も一緒なら趣味わかるだろーし
小鳥遊は料理作れば?って
言ってたけど、俺料理は苦手だからな・・・