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S×強気で恋になる

第50章 お互いの確認

「・・・っ、ん、」
「いい眺めだな。今まで散々優しくしたのに俺になびかない罰だ。俺をなんで選ばない。」
「っ、わか、ったから、足どけて・・・」

ガンッと軽くかかとで蹴って足をどける

「純。立て。」

っ、も、なんなんだよ
こいつ・・・やだ

スクッと立ち上がると満足したように下から上まで見られる

「その格好で寝てたんだ。着替えずに?みんなとヤんの、そんなによかった?、」

っ!!!
バッと顔が赤くなる

「んなわけねーだろ!!!さっき気がついたんだよ!!!」
「だから夜中。ガキか、うるせーな。ほら、手舐めて。命令だよ?なにしてんの?」

すっと手を出される

心の中で何かを押し殺し
ベロッと舐めた

「は、命令ならなんでもきくんだ。いい子だな。じゃ、おやすみ。月曜日7時には会社にこい。身体チェックするから。わかった?」

コクンと純平が頷く


こいつすげーな。
ここまで暴力的にやった方が大人しくなる


前、昔殴られてたって
言っただけあるな

幼いときからそうされてると
嫌だけどそれも受け入れる癖がつく

可愛い、純
めちゃくちゃ綺麗だ

「ほら、部屋入れ。」

そう言うと、ホッとした顔をする

本当は突っ込みたいけど俺も鬼じゃないからな
ガチャっと閉まるドアを見て
俺はマンションから立ち去った

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