テキストサイズ

S×強気で恋になる

第50章 お互いの確認


ガシャーンと音がして慌てて起きる

純平!?

バッと寝室を出ると
サイドボードに並べた
純平お気に入りのインテリアがすべてなぎ倒されていた


「どっ、・・・どーした?も、お前変だぞ」
ギュッと手を握りしめて
ただ突っ立っている純平に声を掛ける

なに?
こいつ反抗期?

「温かい飲み物飲むか?入れてやる。寝れなくて、イラついた?ここ座ってろ」

ぼーっとしている純平を椅子に座らせる

その足でキッチンに行き
こいつの好きなロイヤルミルクティーを
作ろうと牛乳を温める

ふと、純平を見ると
インテリアを拾い
並べ直していた


なんかほんとに変だぞ・・・


コトッとコップを目の前に置く

「甘々だからな、真ちゃんには内緒な。」
「・・・あぁ。ありがとな・・・。」
「なんかあったら、・・・言えよ?」

そう言ってギュッと後ろから抱きしめる

「・・・お前真一と同じ・・匂い・・・」
「あいつ、俺の香水勝手に使って、それからあれつけてるもん。俺と同じ。この匂い好き?」
「なんか・・・眠くなる・・・」
「歯磨きして、寝るか。な?」

和也・・・優しい・・・
和也が来てくれて

本当によかった・・・


明日の昼、真一帰ってきたら泣きそう・・・

あいつの顔

見れねぇー


・・・・・。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ