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S×強気で恋になる

第51章 二重生活

チラッと純平をみるとソファーでうとうとしていた

寝ろ、和也と大人の話するから

「なぁ、あいつなんかあった?」
「真ちゃんすげーな。いや、何もなかったんだけど、なんか小鳥遊って同僚とデパートで会って少し遊びに行ったんだよ、あいつ。んで帰ってきてから様子変だった。あと、夜も。あそこのインテリア、ガッーって床になぎ倒して立ち尽くしてた。変だよな」

「ちょっと待て。小鳥遊と、あいつが出かけたのか?」
「なんか、お願いごとされてて、あいつの兄貴の為つったかな?なんか被験者?協力して、とか言われてたけど、もしかしてまずかった?」
「てめ!ちゃんと取扱説明書みたのかよ!!小鳥遊は危険者リストにあったろ!!」
「いやー、覚えてねぇ。でもほら、いつもより機嫌よかったろ?」
「・・・うん」
「あれが、和也様の愛ってやつだ。真ちゃんも優しくな?この件は掘り起こすなよ?!純平が忘れようとしてるんだ、傷つけんな。」
「はぁー?まじムカつく・・・。髪の毛洗いっこしたくせに。」
「今日は冴えてんなー。するどい。なんでわかった?」
「純平の顔みてたらわかるよ。あいつだけ本気で焦ってた。っーか、和也ばっかずりーぞ。俺のなのに。」
「優しさが足りねーんだ、優しさが。ほら、起こしてやれ。飯にすっぞ」

優しさっても・・・
こいつ可愛すぎて意地悪したくなるんだもん

酷くしたくなるしな

さー、優しく、起こすか

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