テキストサイズ

S×強気で恋になる

第51章 二重生活


「起きろ、飯にするぞ。コップくらい並べろよ。」

ゆさゆさと純平を揺さぶっても
起きない純平に腹が立ったのか
岡崎がバシッと頭をたたいた

慌てて起きる純平と
起きたら起きたでキレる真ちゃん

そんなやり取りを横目でみる

こいつらが成立してんのが謎だって・・・

真ちゃん
なんもわかってねぇーよ

うーん、弟として恥ずかしい

「和也、お前の真ちゃんが怒ってる、から、ちょ、」
「ほらな。何かと和也、和也って言うだろ。躾直すぞ!!」

シーツのあっちこっちに飛んでいた血を思い出す
はぁーっとため息をついた

「真ちゃん。お前、怖すぎ。寝起きで、んなに怒られたら怖いって。さー、飯にしよ!パエリアとサーモンマリネと、ほら、あと適当につまめ。俺久しぶりに料理したから、うまいかかわんねーけどな。」

そういいながら席に着く
俺も和也の隣に座った

「いや、和也のパエリアだけはうまい。あとはロクな味しねーけど。」
「黙って食えよ。純平も、ほら皿かせ。いれてやる」
「っ、あはは、でたお母さん。真一、和也ってお母さんみたいだな」

純平笑ってるし・・・
可愛い顔すんなって・・
和也に懐きすぎ

「じゃあ、俺はお父さん?お前はガキだな。和也、こんどこの悪ガキにミルクあげてもいいぞ。」

っ。なんてこと言うんだ!!
お前が親父はごめんだよ!!

「ミルク?純平、なにそれ?」
「・・・なんでもねーよ。ほら、酒飲も、な?」
「和也、ミルクってのはな、こいつに哺乳瓶で・・・」
「あー!!!!ちょっと、真一、やめろ・・・。もう絶対やんねーからな!」

真一が言おうとするから、思わず叫ぶ

「じゃ、また今度してくれる?」
「っ、・・・・」

なんかのプレイだろ、どーせ
食事中にどんなネタぶっこんでんだ

「はい、ストップ。俺の前でそんな話すんな。真ちゃん、酒飲も。俺、車置いてタクシーで帰るから」
「え、帰るのか・・・?」
「あぁ。真ちゃんいるだろ?俺がいてどーする。エッチの視姦プレイ材料にされても困るからな。」

えー、やだよ、、、

真一と2人か・・・
悪くねーけど、真一と3人のが楽しい・・・

ストーリーメニュー

TOPTOPへ