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S×強気で恋になる

第51章 二重生活


片付けをし風呂に入ってゆっくりしたあと
暗闇の寝室の電気をつける

すぐ寝るなって

飯の途中でテンション高かったくせに
ゴロンと寝ちゃうし
和也は起こさないでいいって言うし

寝るのって自己防衛って意味合いもあるから
やっぱなんかあったんだろ・・・

ギシッと隣に座ると
純平が薄っすら目をあけ眩しそうにした



「あ、起きた?わりー、わりー、すぐ電気消すから待って」
「・・・和也は?」
「んなもん、とっくの昔に帰っただろ。お前の彼氏は誰だ?言ってみろ。」
「・・・・・岡崎だろ?」
「お前さ、ちょっとは素直になったな。」


だって・・・
岡崎いなくなったら

俺・・・一人になる・・・・







「お前熱でもある?」
ピタッとおでこを触られる

「・・・ねぇよ。」

そういいながら寝返りをうち
どことなく、くっつきたそうな素振りをする

「腕枕してやろーか?」

パッと腕を出すとそこに頭をのせ俺の中にうずまる


んー、やっぱりなんか変だ


モヤモヤすんな・・・

そう思いながら抱きしめて眠った


純平はシャツではなく俺のもう片方の手を握られ
余計に俺はハテナでいっぱいになった

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