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S×強気で恋になる

第51章 二重生活

「昨日体調悪かったの?心配したわ。大丈夫?」
「え?あぁ・・・大丈夫です。」

みんなに心配されると
助けを求めそうで嫌になる

誰か小鳥遊を止めてくれ・・・

カタカタカタカタとパソコンをうちながら考えていた

朝から携帯取り上げられるのはキツイ

それに、どーやったら
小鳥遊から離れられるかな・・・

こいつといたら俺、壊れる・・・


和也に相談するか

でも、そしたら岡崎が怒る

岡崎に相談したら

何するかわからねーし
なんか、俺ばっか迷惑かけて
あいつにいろんなもん背負わせてる気がする


逃げるしかねーのか、俺が


話し合いには応じてくれなさそうだし
あいつ、怖いし

目隠しして、たくさんの人に
好き放題されるのは嫌だ

怖いし、痛いし、わけわかんなくなる・・・


そう考えてぼーっとしていると
突然目を手で覆われ
耳元で囁かれた
「純。まだ仕事してんの?昼のベルなったぞ。」

っ、くそ

「わかったから、やめろ・・・」
「地下いくぞ。早くこい。返事は?」
「・・・・。」
「痛いことすきだね。」


っ、長い廊下をエレベータに向かって歩く
その間に走り出そうと
機会を伺っていると振り向かれる


「逃げたら、もう岡崎のとこ返してあげねーからな。」

っ!!

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