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S×強気で恋になる

第51章 二重生活


俺男なのに情けねーな

高校のときは喧嘩強かったんだけどな・・・

俊哉に出会ってから
なんか、逃げなきゃいけねーのに、
気持ちばっかり大きくなって動けなくなる

でも、俺、逃げなきゃ

ジリリリと定時のベルが鳴る

と同時に立ち上がり
エレベーターに一番に乗り込み会社を出た

やった・・・

んだ、最初っからこうしとけばよかった

んーっと伸びをして道を歩くと一台のワゴン車が止まった。

「純。どこいくの?」

っ、やべ!!
そう思って走り出すが、大通りしかないこの道に抜け道や細い道などなく車をとめて、小鳥遊が近づいてきた


「おい。会社中にバラされたくなかったら、大人しくしろ。」
「ちょ、それは、っ、でも、・・・も無理だから!!お前、頭おかしーって、まじで、俺のことなんだと思ってんだよ!!!」
「携帯まだ返してないし。岡崎に昨日の写真送ってやろーか?昨日は6人とヤリましたー。一昨日は5人とヤリましたーって。・・・お前、もう俺の手中にいるんだ。ほら、こい。」

バンっと車に乗せられる

「・・・小鳥遊、何回もヤる・・のは嫌だ・・・」
「あ?だから、小鳥遊助けてって言えば終わりだってんだろ。」

っ、んなこと、言えるかよ・・・・

「純さ、俺別に悪魔でも鬼でもなんでもねーし。ただ、岡崎とお前は不釣り合いだから俺にしとけって気づかせてあげてんの。優しさ、わかる?」

っ、わかんねぇ、よ・・・・
岡崎、鬼畜だしSだし、鬼だけど

あいつといると
エッチしてるときは怖いときもあるけど
でも、

落ち着くし
安心するし

っ、お前と・・・全然ちげーよ

あいつ、痛いことするけど
俺のこと・・・殴らねぇもん

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