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S×強気で恋になる

第51章 二重生活


ー翔太郎、なんかこいつ息おかしい
ーやばくね?

「っは、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、っ、はぁ、ん、はぁ、はぁ」

さっきまで声も出ないくらい抱かれてたのに
純平がイッてから
突然声をあげて息をしていた


これ、中学校の時
部活でみたな

なんだっけ、過呼吸?
ペーパーバックだっけ?
紙袋かなんかあれば直るやつ・・・


呆然としている男ども、解散させるか

ー翔太郎、救急車呼ぶ?やばくね?
ーな、お前大丈夫か?

「過呼吸だろ。お前ら帰っていいよ。も、無理だ。なんだかんだ2時間ヤッたろ。また今度な。」

ーじゃあ、また呼んで
ー純君、またヤらせてねー



っ、息吸えな・・・
なに、これ、っ、死ぬっ、
苦し、息できな、っ、


「純、ゆっくり息しろ。ほら、紙袋あるからこれに息してそれ吸って二酸化炭素、ちゃんと入れろ」

ぐっと肩を持ち、紙袋を口に近付ける

「っ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、っ、はぁ」
「大丈夫だから。もうヤんねーから、ゆっくり息しろ。吸ってー、吐いてー、ほら、こーやってゆっくり。」

な、に、っ、
で、きな、・・・

涙でる・・・
苦し、っ、

「っ、はぁ、た、すけ、て、っはぁ、はぁ、はぉ、」
「うん。だから、ゆっくり、ゆっくり」

「はぁー、はぁー、っ、はぁー、・・・・」
「そうそう。上手いよ。そーやってゆっくり吸って。」
「っはぁー・・・・、はぁ、はぁ、ー・・・っ、」
「大丈夫だろ。家まで送ってやるから、しばらく寝てろ。飯食ってなかったからだろ。力抜け。なんもしねぇから、」


も、力入らねーよ・・・

だんだん頭がまわってくる




苦しくて、本当に死ぬかと思った

怖い・・・

またなったらどーしよう

怖い・・・



も、シャワーもいいから
早く家帰らせろ・・・・・


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