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S×強気で恋になる

第51章 二重生活

だんだん落ち着いてきたのか、
純平が深呼吸をし始める

「っ、俺、男なのに、っ・・・情けなくて・・・前は、女しか、来なかったの、っに、真一が・・・俺の、ことヤって、からっ、・・・男寄ってくる、し、っ、も、やだ、・・・」

「うん。俺がこんなエロい身体にしといて、ほったらかしたのが悪いな。誰も寄れないくらい、俺から離れられないくらい抱いてやるからな。」
「っ、そ、じゃ、ねぇ・・・っ、」
「泣くな、美人が台無しだ。泣き止め。」

親指の腹で頬の涙を拭ってあげる

・・・なんか濡れててうまそー


そのまま頭を持って、頬と目元を舐める

「っ、ちょ、・・・泣かない、から、やめ・・ろ!!」
「お子ちゃまだな、相変わらず。そんなんだからヤられんだよ。小鳥遊の前でも、こんな風に鳴いたわけ?ねぇ、何回イったの?」

っ、笑ってるけど・・・笑ってねぇ・・・
怖い・・・

「覚えて、ねぇ、から・・・」
「俺とヤるときは、今日もう何回イったからやんない。とか数えんのに、数えられないくらい気持ち良かったんだ。」

「ちが・・・目隠し、して、たし、・・・たくさ、んいた、から・・・わかんな、頭ぼーっと、して、たし・・・」

「ふーん。なんか俺よりもよかったって感じだな。」

サワサワと好き勝手に触られる感じを思い出して寒気がする

「っ、そんな、わけ・・・ねーだろ、・・っん、真一・・・意地悪・・言う・・なっ、ん」
「嫉妬してんだろ?好きって言ってくれなきゃ、お前の言ってること信じらんねーな。俺が一番好きって言ってよ」


「・・・っ、俺の、こと、っ、好き・・?」
「はぁ?質問返しかよ。純平君さー、食事の世話もしてやってこんだけ身の回りのことしてやってんのに、俺の愛まだ足りねー感じ?強欲だなぁ。」

「っ、・・・言って・・・おねが、っ、ん、」
「だからさ、お前は俺のこと好きなの?それ言わなきゃ、なんもしねーからな。俺神様じゃねぇったろ。いい加減にねーと怒るぞ。」

そう言って、握っていた手を離した

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