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S×強気で恋になる

第17章 車内での躾

高そーな店だなー・・・

俺はキョロキョロしつつ、岡崎の背中を追いかけてた。

こいつ医者だしなー
俺の取り引き会社のご子息様だろー?

金しこたま持ってんだろーな。
あんな性癖なけりゃ、この色男もう結婚してもいいだろーに。

そんなことを思う。

椅子に座ると目があった。
「嫌いなもんあるか?」
落ち着いた大人の雰囲気
スラッとした手足に十分すぎる顔

いつもの岡崎とまるで別人だ

「べつに・・・。ワイン頼めよ」
「あるって言ったら、お仕置きだったのに。」
「ばっ!!!」
俺は思わず声を荒げる。

ヒソヒソと周りの声がする。

「純平ー、ここ店内。本当におもしれーな。腕は・・・痛くないのか?」
羞恥で顔を染めながら、純平が答える

「最近は、腕じゃなくて肩とか腰のが痛いから。もう大丈夫だ。だから、ワイン、高いやつ!」

岡崎がメニューをフランス語で頼み出す。


ここ日本だよ!

そう言いたくなるが、妙にしっくりきていて思わず見惚れてしまった。

ないないないない。

そんな思いをかき消すように、
俺は豪華すぎる料理と高級ワインを
しゃかりきに食べた。

岡崎が言ってくれたのか、どれも食べやすいサイズに切ってあって、なんか地味に嬉しかった。

こいつこーゆーとこ、まじで優しい。

そしてまたしても、完全に酔っ払った。

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