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S×強気で恋になる

第53章 新鮮

エレベーターを降り、駐車場につき
車を目指して歩いていると
純平がまた小さなため息をついた

なんかこの感じ・・
純平、熱でそーだな
身体そんなに怠いのか?

そう思いながら後ろをついてくる純平を見る

「・・・なに?」
「別に。しんどいのか?」
ピタッとおでこを触れるが、すぐに振り払われる

「やめろ・・・早く帰ろ・・」

熱はねーな・・・
一応晩に薬飲ませるか

そう思いながら視線を向ける

純平はケツを気にしながスタスタ歩いて
助手席のドアに手をかけていた

ピッピッとロックを解除すると
無言で乗り込み、シートベルトをしめた

「よかったな、お祝いしてもらえて。花束もプレゼントもあとで、ちゃんと見ような。着いたら起こしてやるから・・・寝ろ・・」
「・・・・あぁ。なぁ・・・あとでさ、・・・ケツ見て。痛い・・から、さ・・・・」

めずらしーな
こいつが俺に弱音はくなんて
しかもケツかよ!!


「見てやる。寝ろ。」

そう言うと、またため息をついて
純平がシートに深く座り直した

可愛い

ケツ見て、か・・・
やっぱり二本刺しがきいたかな、こりゃ

裂けてるかなー
切れ痔とかにならねーといいけど

たまんねーな、こいつ

またやりたくなってきた・・・
俺の性欲が強いのか?

いや、

こいつが煽るのがうまいんだ
なんかフェロモン出してるよな、こいつ絶対


土日休んで
月曜日から新しい会社か

また少し純平も変わるかもな


そんなことを思いながら車をマンションへ走らせた





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