テキストサイズ

S×強気で恋になる

第53章 新鮮


着いたぞーとチラッと横をみると
額に汗を浮かべた純平の姿かあつた

ガキだな・・・
はしゃぎまわってたのに
突然電池きれたみてーに
ぶっ倒れる

小さい子じゃねーんだから
予防とか感知とかしろよ

そう思いながらおでこに触れると
少し熱くなっていた

微熱か・・・

今まで一緒にいた経験だと
こいつ熱出るとき一気に高熱出るパターンばっかだったから、微熱ってことはそんなに重症じゃねーのかな

本人も怠そうにはしてたけど
大丈夫って言ってたし

お祝いは明日土曜日にするか

今日無理してやっても
気を遣ってしんどいだけか?

そう考えながら、純平を起こそうと声をかけた

「・・・起きれるか?」
ゆさゆさとゆすると、少し眉毛が動く

「っ、ん、・・・」
「着いたぞ。降りれるか?」
「やべ・・・爆睡してた。・・・・降りれる。」

頭ガシガシかいてあくびしながら歩いてる純平を見る

言動はガキじゃなくて、立派な男なのにな

にしても、こんなにあくびしても綺麗な奴いるか?
スルッと腰に手をやると
純平が手から逃げるように前に出た

「あんまり無理すんなよ。和也、明日に来てもらうか?」
「え?・・・・あー・・・明日でも大丈夫なんだったら・・明日のが嬉しいかも」
「やけに素直だな。反抗すんのもめんどくせーんだろ。ケツ見てやるから、な?」
「・・・・うん。」

エレベーターに乗り込むと
お互い沈黙が続いた


こいつがちょっと弱ってるとき
扱いやすい

素直だし、抵抗しねーし、嫌がらねーし

ほんのり頬が赤くなってるのも
妙にツボだ・・・

わざと意地悪したくなる

加虐心煽るよな、まじで・・・

酒呑ませたらすぐ酔っ払うかな
絶対可愛いんだろーな


とりあえず・・・ケツ見てやるか

Hなことしたら
俺の株下がるだろーから
ケツだけ見て、酔っ払ったあとに
ヤったらいいしな・・・

フロアにつき、家に向かって廊下を歩く

純平は早く家に帰りたいのか
俺の前を歩いていた


こいつの後ろ歩いてたら
ケツ揉みたくなる


プリプリしてんじゃねーよ



ストーリーメニュー

TOPTOPへ