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S×強気で恋になる

第17章 車内での躾

はぁーと、おれはため息を吐く。
行為をした匂いが車内に充満していた。

三角巾・・・純平の精液で汚れちまったな。

革のシートに垂れる精液は卑猥で、
そこに横たわる純平はもっと卑猥で
閉じ込めておきたくなる。

俺は窓を開け、純平を綺麗にして、服を着せてやる。
血が出てる・・・
ゴムつけてやったから精液こそ中から出ないものの、裂けたのか血が出ていた。

ごめん。抱き締める。

抵抗もせずぐったりして気を失ってる純平は
俺の言う通りに動く。

素直で綺麗で・・・

俺、ほんとなにやってんだろ。

俊哉って言っただけなのに、
また無茶苦茶にしてしまった。

こいつのこと

壊しちゃうかな、俺。


眠る横顔を見る。

「しん・・・いちっ・・・やだ・・」

うわ言のようにつぶやく。

「もうしないから。寝ろ。」
そんな風に言い、俺は左手で、純平の手を握った。

相変わらず握り返す手。
そして安心したのか、寝息を立てはじめる純平。

赤ちゃんの反応と同じだと知っていても、
純平が握り返してくれるだけで、安心した。

やがて家につき、
純平を抱きかかえたままベッドへ運ぶ。
揺れる中でも、よっぽど疲れたのか起きることはない。

俺はそのまま純平をベットに寝かせ、
純平の携帯を持ち、リビングへむかった。



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