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S×強気で恋になる

第17章 車内での躾


俊哉って誰だ。

俺はその思いからアドレス帳をひらいた。

俺は正直驚いた。
500件を超える登録人数。
そしてその半分以上が女だったのだ。

普段携帯いじってるところなど一切見ない俺は、不審に思ってメールボックスを開く。

ー会いたいな

ー相談があるの

ー今、ひまー?呑もうよ

・・・こいつ、一件も返信してねぇ!!!
お前のがよっぽど鬼畜だよ、と笑ってしまう

おもしれーやつ。

そう思って本題とは離れて、
俺は写真のフォルダを見る

0件。

・・・こいつ、最新携帯使う意味あるか?
面白くて仕方ない。
電話の履歴を見る。

部長
夏目隆之
部長
俊哉

俺は目を止めた。
そーだ、こいつだ。

アドレス帳に戻ろう。

俺は再びアドレス帳を開き、ア行から見た。

カ行になり、俺はそこで再び驚かされる。

おふくろ1
おふくろ2
おふくろ3
おやじ1
おやじ2
おやじ3

兄貴1
俊哉
姉貴1
姉貴2

・・・。家族が多いって、こーゆーことか。
っか、なんだこの登録の仕方。
あいつわけわかんねーな。

でも・・・兄貴と姉貴の間ってことは少なくとも一回は家族だったってことだよな、俊哉が。

俺は俊哉を開いてみる。

榊原俊哉

どうやら、おふくろ3おやじ3の苗字も榊原らしい。
最後の養子先ってわけか。

なるほどね。

呟きながら、どんどん下にスクロールする。

すると、女の名前の中にさっきの女の名前を見つけた。
りかちゃん(俊

(俊

ってなんだ?

よくみたらところどころついてんな。

てかこれ、俺が踏み込んでいいとこか?
でも、あいつを支配すんのは俺だぞ。

俺の声で勃ち
俺が触れるとイク

調教したら、いいマゾになる。

あの強気な性格の美人を
俺が手放せるわけがない。


明日、あいつが会社から帰ってきたら尋問だな。

そう思いながら、俺は純平の携帯に俺の連絡先を入れ、
純平を抱きしめて眠った。


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