
S×強気で恋になる
第53章 新鮮
「おい。土曜日だからっていつまでも寝るな!!布団干すから起きろ。」
「っ、んー・・・・おきるおきる・・・・」
起きる気ねーだろ
俺は午後から用事あんだよ!!
俺の手を煩わせるな!!
純平の耳元に近付き 、鼻をつまんで低く呟く
「起きなかったら俺の好きなことしちゃおうかな。」
ゾワッと鳥肌が立ち
純平がガバッと起き上がった
「ちょ、離れろ!!!っーか、お前酒くせーのに、なんでそんなに元気なんだよ!」
「お前と俺じゃ体の出来が違うんだ。午後から俺出かけるから、午前中にやることやるぞ。」
「洗濯と掃除はしとくから、お前でかけてからやっとくから、寝かせろ・・・」
だるそうにそう言って
再び目を閉じる純平の横に座る
ほんと無防備・・・
シャツめくれて腹見えてるし
天然だし馬鹿だし素直だし
お前自覚ねーだろーけど
俺のこと誘いまくりだろ、いっつも
仰向けで寝ていた純平の髪を触ると
純平が居心地悪そうに目を開けた
「そーだな。それをやっといてくれたら、空いた午前中に、一緒に寝れるもんなぁ?」
真一がニヤッといつでも襲いかかります
と言う風に笑いかけてきた
っ、この笑い方はやなパターンだ
起きなきゃ、空いた時間にヤられる!!
っーか、こいつが予定ってなんだ?
いっつも俺と一緒なのに
めずらしーな・・・
「いた!!!!!!」
突然ピンっとデコピンされる
「他のこと考えてたろ!!午前中暇だし、お前でも虐めて暇つぶしすっか。コスプレとかしてよ」
「なんだよ!その決定!!腹減ったから朝飯が先だろ。・・・どけ」
スッと立ち上がり、純平が洗面所へ行く
細身で長身
・・・なんか純平痩せた?
朝飯作ってやるか
そう思い立ち上がると携帯が鳴った
