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S×強気で恋になる

第18章 携帯電話

「お、横山!お前、昨日接待ってなんだよー。ずりーよ。一日何したの?」
夏目が聞いてくる。

俺は思わず睨んだ。

「なんだよ、怒んなって。あんまり楽しくなかったのか?美味しいもんとか食べたんじゃねーのかよ。」

「美味いもんは食った。けどそれ以外は最悪だ。」
「てか、お前歩き方へんじゃね?ケツでも痛いのか?」

痛いところをつかれる。
そうだよ!ケツ裂けたんだよ!!!
って叫びたい。

昨日楽しかったかって?
楽しいわけねーだろ。
朝から犯されてイカしてくれねーし、
イったときは失神するまでやられるし。

昨日だって飯美味くてー、
何喋ったか覚えてねーけど
てかあんま覚えてねーけど、
なんかガスガスいれられたんだよ!
楽しいわけねーだろ。

朝からあいつ機嫌悪いし、
俺が怒りたいってんだ。

「仕事終わったらー、すぐに帰って来い。お利口だよな、出来るよな純平。」

俺の中に声がこだまする。

くそ。

「純平、今日もお弁当?」
「今日はない。ってか、いらねーったからもうない。」
「一緒に住んでんの?」

夏目がしつこく聞く。

「ばかいうな。仕事するぞ。」

そう言って席につく。
・・・住んでるっーか、居候だし。。。
いや、むしろ俺が飼われてるに近い。

ぜってー言えねぇ。
もー最近の俺の日々。
真っ黒すぎて、誰にも言えねーよ。

てか、座るの辛ぇーし。
クソ野郎が。

今日横山君機嫌悪いねー

そんな女子の囁きに対しても、俺は睨みまくった。

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