無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

時が止まってたのは俺だけか

真一は前に進んでたんだな

こーやって俺たちずっと一緒にいたのに

俺が、隆彦さんを求めて真一を裏切って
怒って失望する真一を傷つけて、それで
それから逃げるようにアメリカに行ったんだ

ぼろぼろだった真一を捨てて
隆彦にだけアメリカ行を告げて
俺は日本を離れたんだ


こーやって迎えに来てくれただけでも
俺、愛されてたんだと思う

こいつの優しさに漬け込んだらいけねーよな


でも、新しい男か・・・


俺のがお前のことよく知ってる
俺ならこんな疲れた顔させない


やっぱり俺



お前とやり直したい


再会してから

数秒

数分

数時間が経つに連れて

どんどんその思いは強くなり
荷ほどきが終えたころには
真一を誘うように触れたり抱きしめたり
軽くキスをしたり

本気で拒まない真一を流すように
思い出を語りながら
お前の中にいた思い出の俺を大きくするように

スキンシップは激しさを増した