無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

航平から離れ
走って追いかける

待って

俺をお前の中から追い出すな！！


外に出ると、純平が車を断ったのか
フラフラと外を歩いている姿が目に止まった


あいつ・・・！！
どこ帰るつもりだ！！
俺が・・お前の飼い主が

ここにいるだろーが！
お仕置きして調教し直したい

そう思いながらも
壊れそうな純平に声をかけれなくて
しばらく離れて後ろをついて歩いた

フラフラしやがって・・・
下向いて歩いてんじゃねーよ！！

っくそ・・・

こんなに遠いと思わなかった
こんなに心が離れるなんて

思ってなかった


俺の手には
もう触れられねーのか！？


イラつきを抑えながら
しばらく歩くと駅が見えてきた
人ごみになり、純平のことを必死に目に収め追った

長身でイケメン、それだけで目立つのか
みんなにチラチラ見たりしていて
それすら気に食わない


もう我慢の限界だった



大きな交差点を渡り切ったところで
後ろから抱きしめた