S×強気で恋になる
第55章 絶対離さない
とりあえず
とりあえずは
ここは自宅だし家に帰ろう
真一は正直よくわかんねーけど
これからまた築けばいい
俺もなんも言わなかったから
いけなかったんだし
「おい。いつまでもぐだぐだ考えんな。ホテルどこ?チェックアウトしに行くぞ。あー・・・わり、酒呑んだんだった。さっき秘書が車下まで持ってきてくれたんだけど、俺運転できねーわ。明日、俺のスーツ着てけ」
「朝取り行くから・・・いい」
「お前可愛くねぇーんだよ!!そーゆーとこ!!甘えろよ!っーか、俺のスーツ着てる純平見たいだろーが!!」
本当に鈍感っーか
クソ野郎だな
ビクッと肩を揺らした純平が
息をつまらせながら返答する
「わかった、・・から・・怒るなって・・」
俺のこと煽るな
涙目で顔赤いし、必死だし
「なぁ、イチャイチャもう終わりなわけ?俺に触りたくなかった?オナって抜いたか?」
「っ、・・!!やってねぇよ!!」
「じゃあ、溜まってんだ・・・。明日すっげーことしてやるから、今日から慣らしとくか。」
「・・・抱きしめて・・それだけでいいだろ・・・」
「今日はな。ほら、おいで、」
優しくギュッと抱きしめると
純平が手を回してきた
可愛いな
俺はお前の身体も支配したいんだよ
酷くして
痛いこと辛いこと
すればするほど快感を感じるような
俺みれば勃つような
そんな淫らな身体にしてーんだよ、お前を
明日・・・泣いたって
やめねーからな
俺がどんだけ愛してるか
お前の身体に叩き込んでやる
さっきから息がうまくできてない純平を
ほぐすように、背中を撫で
震えている身体を落ち着かせた
俺だけの
モノだ