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S×強気で恋になる

第56章 傷痕


車内が重い空気の中、真一が口を開いた

「会社どーだった?」
「え?あー・・・昼グラタンだった」
「お前飯食いに会社行ってんのか?そーじゃねーだろ!!誰か女や男に目をつけられてねーかって聞いてんだ!!」

あぁ、そっち・・・


って、どっちだよ!!



「んなことねーよ!!誰も俺には興味ねぇって」
「鈍感だからなー。誰と飯食ってんだ」
「はぁ?誰だっていいだろ!!なんもねーよ」
「・・・・あっそ。じゃ、手始めにコレ胸につけて。」

そう言って、ポイッと小型ローターを投げられる

つけてって・・・無理だろ・・・


「ったく。つけて欲しーんだったら、そうお願いしろよ。しゃーねーな」
「いやいやいや。そーじゃねぇ!!!っ、痛!!」
「うるせぇ。ほら、シャツ開けとけ。この道曲がって車停めるから」

肩パンしてんじゃねーよ・・・


すると、ちんたら脱ぐな、というように
岡崎が思いっきりワイシャツを開けた

「なんだ、下にシャツ着てたの?すぐ脱げられるよーにしとけよ。」

そう言いながらジャキっとハサミで切られ
露わになった乳首にそれを押し付けた

「ちょ、まじで、やめろ、っ、・・・・ん」
「気持ちいいだろ。今日は乳首だけでイケるよーにしてやるからな。」

ペロッとほほを舐めながら
その小型ローターを両胸の突起に押し付けたまま
テーピングを貼って固定される


うそ、だろ・・・

「ちょ、」
「恥ずかしいって?嘘だろ、ちょっと興奮してるくせに」

そのまま岡崎が俺から離れると
スイッチを強にして
再び運転を始めた


っ、ん、・・・


こんなの気にするな
気にしちゃ、だめだ


吐息が漏れる口をしめ、
この甘い快感をごまかしながら
ひたすら耐えた

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