テキストサイズ

S×強気で恋になる

第18章 携帯電話

今日は帰らない。
晩飯は自分で。

朝起きて、そんな置き手紙を見る。
ネクタイ結べねーのに、
結んでから行けよ・・・
いっか、ネクタイ。

なんか怠いし疲れた。

俺は重い足取りで会社へ向かった。




「こんばんはー。どうしたんですかぁ、急に。」
「りかさん、でしたかな?お聞きしたいことがございまして、夜分に出歩かせてしまってすみません。」
香水くせーな。
こんな匂い病院ではご法度だぞ。
と思いつつ、席に座らせる。

「岡崎さん?でしたっけ。もー純平の携帯からかけるから、純平かと思っちゃった。」
「すみません。 あの、俊哉さんと純平について詳しく知りたいんですが。」
「なぁにー?あなたも純平のこと好きなの?でも無理よ、俊哉さんにいくら積んでも男の人は純平のこと抱かせてもらえないのよ。残念ね。」

んー、なんとなく見えてきたぞ。
てか、俺すでに抱いてる・・・

「そーじゃなくて、それってつまり、どーゆーことなんですか?できれば詳しく。」
「もー、秘密だよー。岡崎さんも、ワイルドで素敵だけど、純平って俳優並じゃん?高校も大学もみーんなのアイドルで、モッテモテだったのよ。まぁ、高校のときから一人暮らしだったし、両親からも見放されてたから、まあちょっとヤンチャだったけど。。。
で、まあ俊哉さんが純平と会う、ヤル、泊まる、そのためにはって、それぞれお金とりだしたってわけ。
で、お金払えばやれるって言われてあたしも払って純平のとこ行ったのよ。まあ、行ったときは純平寝てて、寝込み襲ったんだけどね。」

テヘ、じゃねーだろ。
俺が言えることじゃねーけど、それはむごい。

「純平はデートにもわさわざ来るのか?」

「んー、絶対来るでしょ。それなりの額、前払いしてるんだから。来なかったら、俊哉さんが連れて来るよ」
ナルホドね。
「純平、そのときどんなだった?」
俊哉、殺す。
俺の純平に何しやがんだ。

「とりあえずエッチ以外は喋らなかったよね。でもさ、男の子なんだし、まあリスクもないわけじゃん?純平にとっても、何もせずに女寄ってきてヤれる毎日は幸せなんじゃない?」
ブチッー

ストーリーメニュー

TOPTOPへ