S×強気で恋になる
第60章 俺の知らないこと
「横山、今日一杯どう?うまい焼き鳥の店あんだよ」
呑みかー
食欲で性欲ごまかせるかな
うーん・・・
今日和也夜来れねーらしーしなー
一人で寝るだけだし
呑みくらいいいか
外山は同僚だし
真一も怒らねーだろ
「黙るなって。横山いこーぜ。な?」
「あぁ。いいよ。」
え、まじ?・・・いっつも断るし、
ハードル高くて社員の誰ともつるまないで有名なのに
いいの?
「やったーー!!!まじ?!絶対だぞ!?うわ、嬉し、やべー」
「外山?!そんな喜ぶことか?っーか、声でけぇ!!」
「喜ぶよ!!歓迎会以降、お前絶対定時に帰るし、遊んでる感じないじゃん?それなのに、いやー嬉しい。さー、仕事終わらすか」
いつもは・・・真一がいるから
俺GPSで監視されてるし
早く帰らねーとお仕置きされるし
寄り道とかあんまできねーんだよ
っーか、すっげー束縛・・・だよな
こーやって、たまに呑みにも行きたいっーの
外山と呑みかー
その焼き鳥屋の近くに外山の家あったよな
泊まらせてくれねーかな
帰るのめんどくせぇ・・・
友達だから、同僚だから
それくらいしてもいいよな
真一だって、片瀬と呑み行くし
安藤とご飯行くし
誰だっけ?片桐さん?とか言う人のとこ泊まったこともあるし。
友達だったらいいんだろ。
外山は俺のこと別に好きじゃねーだろーし
そう考えていると
突然小鳥遊と輪姦されたことを思い出す
ー純は俺の奴隷ね
ー次俺が入れるー!
小鳥遊・・・・
っ、はぁ・・・い、やだ・・・・怖い・・・
薬嗅がされんのも
輪姦されんのも
殴られるのも
嫌だ・・・!!!!
泊まり行くの・・やめよ・・・
も、なんで出てくんだよ
「・・こやま、・・・よこやま・・・横山!!!大丈夫か?・・・なんか顔色悪いぞ。それに、震えてる。体調悪いのか?」
あ、・・・
「だ、・・大丈夫・・。ごめん、俺・・コーヒー飲んで来る・・・」
そう言ってフラフラ歩く後ろ姿をみる
大丈夫って感じじゃないだろ
なんかすげー思いつめてるみたいな顔してたし
目をギュッてつむったし
なに?