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S×強気で恋になる

第60章 俺の知らないこと

「横山さー、彼氏いんの?」
「は?なに、いきなり。」
「いいじゃん。いるのかって、聞いてんの!!」
「・・・・いるったら?ホモだーって引くか?いない、ったら、どんな女がタイプー?ってなんの?」

「は?お前・・なにごちゃごちゃいってんだよ、別にノリだろ?」
「・・・っ、トイレ。・・・っあ、」

掘りごたつだったのに、突然立ち上がろうとして
横山が左右にぐらつく

「っ、アブねー。お前結構、足にきてた?大丈夫か?」
「・・・・ねー・・こけるかと思った・・トイレ」

そう言ったまま、横山がフラフラと
トイレに行く

心配だな


でも店内だから、へーきか


あいつ・・・色っぽいっーか艶やかっーか
なんだろ・・当てはまる言葉が浮かばねぇ

虜にされた?

まさにそんな感じだった


あいつの真っ直ぐな曇ってない疑いのない目が
俺を包む

それだけで石化しそーだった

あ?

あいつメデューサか?


なわけ・・何を考えてんだ俺は。
にしてもあいつおせーな。
ウ◯コか?

遅すぎ。

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