S×強気で恋になる
第60章 俺の知らないこと
なんとなくあっちの方でザワザワしているのが目に入り
俺は重い腰をあげて、トイレの方に行くと
誰も使ってない個室で堂々と純平が寝ていた
おいおいおいおい
何寝てんだ
スーツのシャツめくれてるし
なんか可愛いな
ーあ、知り合いなんで連れて帰ります。先支払いいいですか?
ー入り口でお願いします
そんなやり取りをして、荷物を全部持ち
俺は金を払いにレジに向かう
あー、並んでる。
けどまあ、払って、あいつ起こして、
うん。別にいいだろ。
俺は純平を少しでも長く寝かせておこう。
そんな思いでしかなかった。