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S×強気で恋になる

第60章 俺の知らないこと


朝・・・ここどこ・・・?

家・・・


「おはよう。昨日は飲ませすぎてごめんな。あのさ、・・・その・・・それとってやろーか?」
「え?・・これ、とれんの?!」
「あぁ。その南京錠錠なら切れる。やってやるよ」


あ、解放される


でも、俺

我慢してたんだ、偉いなって
真一に褒められたい


あいつに頭撫でてもらいたい


矛盾してるよな

とってほしーのに、とってほしくない

でも、本当にこれなかったら真一がどっか行っちゃいそーでやだ


「いい!!取らなくて、いい!!本当に・・・俺の服どこ?帰るわ。」
「とってやんのに?」
「いい、このままで。・・・帰る。服はこれか。・・・泊まらせてくれてありがとな。」



そう言って部屋を出ようとすると
外山が呟く

「横山ってやっぱドMなんだ・・・・」


は?Mじゃねーよ・・・


俺は褒められたいだけだ


そのまま、わりぃと目くばせして
部屋を出る


俺のことよく考えねーと



俺はどーしたいのか



はぁ・・・・
俺・・・なんなんだろ


真一とどーなりたいんだろ


人のこと愛せねぇのかな、俺


っーか愛ってなに

わかんねーよ



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