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S×強気で恋になる

第60章 俺の知らないこと


なんだかんだ楽しい時間を過ごし
風呂にはいる頃にはいつもの純平に戻っていた


「もっと近く寄れよ。さみーだろ?」
「えー動くのめんどくせー。っーか、貞操帯とって。立ちションできねぇ。恥ずかしいだろ、俺毎回個室だぞ!!」
「で?」
「で、じゃねーだろ!!バカかお前は!!これ帰ってきたんならとれっての!ったく、おい、離れろ!!」
「さっきまで、あんなにすり寄ってきてたのに、もうごきげんななめ?可愛くねーなぁ。」
「男に可愛さ求めんな!あー、もー、寝る!!」

そう言って目を伏せると
真一の息遣いがやたら近くに感じる

「っー!!近いから!!寝にくいだろ?!」
「じゃあ、寝るな。純平さ、温泉行ったことある?」
「・・・ねぇ。なんで?」

いやいやいや、ちょっと待て

ねぇの!?
まじですか?!

まあ、純平の生い立ち的には旅行は行ってねーにしても、修学旅行とかあったろ?
大学時代とか

「本当に?」
「ねぇ。俺修学旅行も高校で初めて行ったし、大学時代は遊んでたけどサーフィンして民宿かホテル泊まって、とかだったからわざわば温泉はねぇな。変?」
「変・・・じゃねーのか?俺とさ、旅行行かねぇ?海の幸食って、貸切露天で夕日をどーん、と。行こうぜ」
「無理。夕日みながら犯される。っーか、二人で旅行、危ねぇ。一日中ヤられる」

誰が行くか

そんな目でみながら、プイッと俺に背中を向ける

「はぁ?!っ、てめ、久しぶりに腹立つな!!!俺様がいこうってんだよ!!行くの!!わかる?!

バサッと上半身をおこして、純平にのしかかる

「い・や・だ!!」
「可愛くねー!!!!・・・・あぁ。お仕置きしてほしーのか。そーだろ。なんだよ遠まわしだな。僕にお仕置きをしてくださいってお願いしろよな。」

「待て待て!!ちがうから!お仕置きは嫌だから!!」
「は?もう無理スイッチ入った。貞操帯はそのままね。」


あ、もうなんか洗濯バサミみたいなん持ってる

俺終わった・・・!!!

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