テキストサイズ

S×強気で恋になる

第61章 俊哉×航平

あー、よく寝た。
寝たらスッキリしたな・・・


おぉ、すげーメールの量
100人雇って、いろんなとこに金出しただけあるな

一つ一つメールを開く

俊哉はとりあえす捕まえて、監禁中と

うん、いいよ
捕まえとけ


で、純平の足取りは
神戸?

あ、住所まで添付してくれてる


ここかー・・・



勝手に里帰りしやがって泣いてんじゃねーだろーな
ったく・・・


適当に服をカバンに詰め
タクシーを手配し家を出る

飛行機か新幹線か迷うな・・
新幹線のが降りれるから、なんかあったとき対応しやすいか。


ー品川まで。

運転手にそう告げて車を走らせた

外を見ながら純平のことを考えると
息が苦しくなる
最短で3時間でお前のいるところにつくからな。
そこから一歩も動くなよ?!

ため息まじりにタクシーを降り新幹線に乗り込む


ゆったりと足を組み広々としたグリーン車の中で
俺は指を動かし続けていた


ー俊哉痛めつけとけ

とか

ー航平の監視続けて俺に逐一報告しろ

とか。



でも、


雇った人にメールを送るたびに
なぜか心が痛んだ

今までは、別になんともなかった
それが上に立つ人のやることだと思っていたから。

俺は金持ちで、優秀でエリート
そう思ってなくても、体から滲み出て
どこかおごっていたのかもしれない。


純平は優しいからな
俊哉痛めつけても
喜ばねーだろーな


はぁ・・・・


人蹴落としてでも幸せ掴めよ


お前がそれをしたって
誰もお前のこと責めねーし
お前はもう十分我慢したろ



とりあえす会ったら明るく


和也にも言われたし
怒っちゃだめだ


怒っちゃだめ


怒っちゃだめ




っあーーー!!!!!!
でも、この苛立ち
鞭打ちたい気持ちは


くそー!!!!



いや、落ち着け俺




純平がとりあえず俺のとこに帰ってきたら
鞭でもロウソクでもなんでもしたらいいんだ


だいたいあいつ貞操帯ついたままだし



餌食ってるかなー、ちゃんと


ストーリーメニュー

TOPTOPへ