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S×強気で恋になる

第21章 嫉妬

「岡崎先生、顔色悪いですけど大丈夫ですか?」
看護師に突然いわれる。

「え?」
額にピタッと手を当てられる
「熱すぎですよ、先生。ちょっと、体温計で測って下さい。」
ピピッピピッ

39.2

通りでなんか朝からダルいと思った

「先生、なにやってるんですか!早く今日は帰って下さい」
「あと少しで午前の外来終わるんだ。大丈夫、心配しないで。」
「もー、岡崎先生ったら。それ終わったら、今日先生手術ないですし、昼の外来まで解熱剤の点滴してもらいましょう」

そんなやり取りをして、俺は午前中の任務をこなした。

午後になり、俺は目が回っていた
「んっー。頭いてぇ。・・・」
「あ、岡崎さん。お前、今なら熱に苦しむ姿見れるってナースセンターで話題になってたぞ。」

俺の同僚の片瀬だ。
こんなときにこいつが来るなんて

「なんだ、お前内科だろ?このフロアに用はないはずだ。帰れ。」
「つれないなー。俺は昨日の夜勤明けで、今から家帰るんだよ。そしたらお前そんなんって言うからさー、連れて帰ってあげよーと思って迎えに来たんだよ。」

「結構です。」
こいつは誰にでも優しい。
甘ったるい中性的な顔。
どれも苦手だった。

そしてなにより、

「岡崎さん、俺、お前のこと好きなんだから仕方ないだろ?言うこと聞いてよ、「

・・・これだ。
こいつは俺の前でドMになる。
もー死んでも関わりたくない

やばい、本当に眩暈が・・・
純平に飯ー作らなきゃーなのにーっ

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