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S×強気で恋になる

第21章 嫉妬

純平目線----

新しい携帯を開いて俺は怒っていた
正直めちゃくちゃ嬉しかった
し、最新機器ってのはテンション上がった

だけど、写真のファイルを見て

俺は沸騰しそうだった。

そこに入ってたのは、


俺の寝顔
岡崎に抱きかかえられている全裸の俺
俺がイッたときの顔


極め付けは、初めて心が折れて懇願してしまった行為を、映したムービーだった。


くそ、岡崎!!!!
ふざけやがって。なんなんだよ、これは

一日中イライラし、夏目にも愛想笑いをし
俺は家に帰って文句を言うことばっかり考えていた。
定時になり、俺は立ち上がる。

やっとだ!やっと帰れる!
待ってろ岡崎、あのクソ野郎!!!

「横山ーっ、」
後ろから夏目に声をかけられる。
「わりぃ、俺今日急いでるんだけど」
「いや、時間とんねー。お前さ、 馬見たいか?」
突然そんなことを聞かれる。

馬?ってあの馬?
いや、どーでもいーだろ
なんだ急に

「あー、うん。見たいな、馬。」
「だろー?明日俺の家こい。必ず。」

なんだこいつ、
明日か・・・
岡崎に言ってみて許可とらねーとな、
俺がやべーんだよなー
「明日とか急な約束は出来ない。ごめん。もうちょい先なら」
「明後日は?いい馬買ったんだ、お前のために」
「は?俺のため?俺、腕こんなだから乗馬とか無理だぞ?」
「細かいことはあとだ。とりあえず明後日な。、」

「あ、あぁ。」
なんか訳分かんなかったなー

なんで俺急いでたんだっけ?

・・・そーだ、写真だ。

俺は再び早歩きで駅に向かった。

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