S×強気で恋になる
第63章 テレパシー
体が揺すられるのを感じて
目を開ける
と真一が俺の横に座っていた
「飯きたぞ。早く食おう、起きろ」
「っ、・・・いって、・・・っちょ!!!これ、そのままじゃねーか!!」
俺は仰天していた
どうりで怠いはずだ
俺はあのままの格好で乳首にも亀頭にもケツにもバイブがついたままで、さらには俺の息子は縛られたままで放置されていたのだ
「お前が途中で寝たんだろ。早く座れ。スイッチ押すぞ。」
「!!!っ、脅すな!・・・・ぶり?」
「だから早く座れって。行儀わりーぞ。ぶりのしゃぶしゃぶとお作り。でも、メインは神戸牛。すげーだろ?味わって食えよ?」
味わって食えよ
って、どの口がんなこと言うんだ!
俺のことバイブで縛っておいて
・・・くそー・・
俺ヘトヘトだよ
頭撫でてくんねーかな・・・
そっちのが飯より嬉しいのに
俺なんにも求めてねーのに
頭撫でられたり
抱きしめられたり
好きだよって言われるだけで
それだけでいいのに
真一とはなんか合わねーよな・・
俺のこと
本気で飼ってるつもりなのかな
「純平。うだうだ考えんな。・・・食欲ねーの?珍しいな。」
「あるよ。・・・なぁ、真一。」
「なに?ご主人様くらい言ってくれたら、もっとすげーことしてやるのに。」
そんなことを冗談で言われて
俺は言葉につまる
「で、なんだよ。早く言え」
「・・・・・なんでもない。」
言いたいこと
聞きたいこと
本当はまだまだある
そう思っていると
突然バイブが動き出す
「あっ、・・・っん!・・・な、んで、・・飯こぼれ、る、から、」
「エロいな。色気むんむん。お前さ、その顔でそんなことしてたら襲われるぞ。ほんと、ほっとけねーな。・・・それ演技?そんなに気持ちいい?」
頬が赤く染まりながら、悶える純平は絵になりそうなくらい綺麗で、イケメンで目が離せなくなる
「っばか、・・や、めろ、・・・っんんんー!!」
「だからもっとして。だろ?学習能力ねーな。さー、俺は飯の続きでも食おっかなー。」
出力を最大にされたまま
暫く放置され
すぐ絶頂に達しそうになる
頭の中では
真一の名前ばっかり呼んでいた