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S×強気で恋になる

第63章 テレパシー

何軒も温泉を周り
そろそろ疲れてきたのか純平の目が眠そうだ

「お土産買って帰る?買いたいくせに、意地はんな」
「・・・慎吾に・・買おうかな」

優しいな
そう思いながら頷いて、純平は店の中に入っていく

喉乾いたよな・・・

二軒隣に瓶の飲み物を売っている店があったよな
買ってきてやるか

チャラっと小銭を出して
それを握りしめながら
お土産屋さんを離れ、俺は歩き出した

俺はビールにしよーかねー
純平はジュースでいいだろ
お子ちゃまだからな


にしても、考えることはみんな同じか


お土産屋さんめちゃくちゃ混んでた
純平セクハラされてたりして


いやいや、あーみえてあいつ知らない人には愛想ないし
細身だけど179あるし
手をだそーとは思わねーだろ

俺みたいに泣かせたいって思ってるゲイ以外は。

それにナンパも結構されてるけど
純平綺麗だしオーラちげーから
正直近寄りがたいタイプだろーし


にしても、この店も並ぶな
早く買って飲みながら待ってる予定が


慎吾にお土産か

俺にはないの?

俺にもなんか買えっーの
あいつが、お揃いのキーホルダーとか買ってくれたら
死んでもつけねーけど、
頼まれてもつけねーけど、


嬉しいのになぁ




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