S×強気で恋になる
第64章 お前といるから
怖い
気持ち悪い
痛い
苦しい
気持ち良くない
乳首や体を舐められながら
口でフェラをさせられ
手にはペニスを握らされていた
そして別の1人は俺のを扱いていた
挿入こそされてないものの
絶望だった
体は怖くて震えるし
体は真一とヤリ過ぎてるせーで
限界なんかとっくにすぎていた
もう死ぬんじゃないか
このまま殺されるんじゃないか
得体の知れない恐怖が俺を襲っていた
挿入されたら終わりだ
それまでに逃げなきゃ
そればっかりが頭に浮かんでいた
と、突然バン!!っと外の扉が開く
真一か?!
そう思ったけど、違うみたいで
どう考えてもセックスしてるだろう声が
聞こえてきた
すると俺を抑えていた男達が、それに耳を澄ませ、少しだけ全体的に抑えられていた力が緩む
っくそ!!!!
ギュっと、引きちぎる勢いで
フェラ中のモノを噛む
と同時に手でこすらされていたモノも
握りしめた
噛んだモノから血が出たことに驚き
全員が一瞬怯んだのを見逃さなかった
床に落ちていたズボンを拾って
とりあえず走る
下半身丸出しだ
とか
裸足だ
とか
どーでもよくて、とりあえず夜の公園を疾走した
最初は大きな声で叫ばれ
走って追われていたが
諦めたのか姿は見えなくなっていた
っ、・・・はぁ、っ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・
涙止まれ、バカ!!
っ、くそ!くそ!くそー!!!!!!
ー連れの人体調悪いみたいだけど
・・・・・嘘かよ・・
ふざけんなよ。
そんなん疑うわけねーだろ。
もし本当にそーだったらって考えたら
・・・くそ野郎。
いっつも真一じゃねぇか
小鳥遊のときも
真一に言うぞって言われて・・・。
まだ震え止まんねー・・・
ズボンを履き直して
元来た道へ歩き出す
真一待ってるかな・・・。
言えねーよな、こんなこと
俺
もう本当にこんな生活やだ。
男に抱かれてから
こんなことばっかり・・・
どんなに怖くて、惨めで、悲しくて、辛いか
情けねぇ。