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S×強気で恋になる

第21章 嫉妬

「俺の家に置いてっていーから、いーからもー帰れ。」
「お前独り占めする気だな。っーかあんたこそ、岡崎、岡崎ってなんなんだよ!」

・・・確かにそう・・だな。
俺、岡崎のなんなんだろ。
付き合っては、ない
いや、付き合いたくねぇー男同士

でも、抱かれた・・・無理矢理

「黙っちゃって。あんたも好きなんでしょ?俺は研修医のときからずーっとずーっと抱いてほしいって思ってたんだから。」

そう言って男が、岡崎の下半身に触る

そんなことをされても動かない岡崎

「お前っ!!!」
がしっと左手で腕を掴む。

「痛いなぁ。怪我人のくせに。あんた、骨折?」
「そーだけど・・・なんだよ。」
「別にー!」
そう言って、俺の折れた骨に響くように右肩を叩く。

「い!!!!、ってっ!!!!!!」

ジーンジーンと疼き出す腕

こいつ。ドMなんじゃないのかよ。
なんか顔つき変わった?

「俺さー、岡崎のSなところが大好きなの。もともとMだし。だけど、俺、医者失格なんだけどさー、人が嫌がる顔も大好きなんだよねー。
あんた、なんかムカつくし、ちょっと遊んであげよっか。」

ダンー

壁に押し付けられる。

「このホモ野郎!!!!」
「強がったって、その腕気になって、庇っちゃうでしょ。ほら、俺のこと蹴りなよ。」

俺の身体は壁とその男の両腕に阻まれて、身動けとれずにいた。
蹴れだと・・・

無理だ、
足上げたらこけるかも

そう思ってしまう自分がいる

「唇ー・・・噛むなよ」

そういいながら、男の唇が近づいてくる

「やっ!!!!!ふざけっ!!!!!やめろやめろやだやだやだやだ!!!!!」

バサーッ

布団の音がする。

いつになく怖い顔の岡崎
「あ、岡崎さぁん。大丈夫ですか。」
「帰れ。片瀬。殺すぞ」

なに、こいつ怖い。。。
俺は固まってしまう

「もー、わかったよー。薬は机にあります。点滴は最後までして下さいね。あと、明日はお休みでいいって院長からです。じゃ、お大事にー。また・・・本当に抱いて下さいね」

片瀬は岡崎に凄まれて
勃ったのか
クネクネしながら帰っていった。

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