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S×強気で恋になる

第64章 お前といるから



だけど、
躾とか調教とかしてーけど
そればっかじゃなかったろ。

純平に合わせてある程度は優しくしてやったり
甘やかしたり
こいつが与えられなかったもの
望んでいたけど叶わなかったもの

全部してやろーと思って
笑顔にしてやりてぇ
安心させてぇって思って

俺だってだいぶ譲歩してんだ

我慢もした


まだまだしたいプレイもあるし
もっと俺の言うこときかせて従順なペットにしたい
って底なしの野望もある


俺だって葛藤してんだ



だから、せめて好きくらい言え。

一回好きって言ったくらいで、あとわかんねーし
酔っ払うと別人だしよ。
今だにセックス嫌がるし
男とヤるのは嫌だ。
みたいなこと言うし


わけわかんねーよ


いつまでも保護者できるほど
俺、出来る男じゃねぇ


ちょっとは信頼されてるのも
俺だけに甘えてるのも
頼られてるのも知ってる



でも、俺そんないい人じゃねぇ



俺本当に、いつか純平のこと
ガキみてーに素直で馬鹿で騙されやすくて
強情で強気でなんもできねーこいつを



壊しそうだ


でも、もうきっと純平にとっては

戻れねーところまで
俺が壊してんだろーな


ー真一に抱かれてから男に襲われてばっかり



いつかの純平の言葉を思い出す


俺のせーだな
知らなくていいプレイばっかりして
無理矢理無茶苦茶して
よがらせてイカせなかったりとか・・・。



あんなエッチな体にしちゃったからなー
フェロモン全開だし。



あー





考えるのやめよ。
どっちみち、俺と純平は離れられねーんだ


離れたら俺の雄が死んじまう
それにあんな素質あって妖艶すぎる艶やかな純平を今さら他のやつに奪われたくねぇ



あいつは俺のモノだ。


はぁ・・・


なんであんなに怒ってたのか
探るとするか



・・・・・。



ほらな、性に合わねぇ
また純平ペースだ



俺のペースにも合わせろよ

そう思いながら、風呂を出た

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